地域学校協働活動ってなぁに？

こんにちは！地域学校協働活動統括推進員の森年です！

突然ですが、みなさんは「地域学校協働活動」をご存じですか？

地域学校協働活動とは、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校がパートナーとして連携・協働して行う様々な活動のことです。地域と学校の協働活動を通して、「次世代を担う子どもたちを地域みんなで育てよう！」という活動のことです。真庭市では、この地域学校協働活動が、学校や地域にとって親しみやすいものになるよう、「m-CoCoA（エムココア）」と名付けています。これは、真庭市の頭文字m、地域学校協働活動のCommunity、Cooperation、Activitiesの頭文字を繋げてできた愛称です。

文部科学省「学校と地域でつくる学びの未来」HPより転載

地域で活躍中の地域学校協働活動推進員さんたち

さて、この地域学校協働活動を充実したものにするために真庭市内の各学校には、地域学校協働活動推進員さんが１名以上配置されています。みなさんの地域はどなたが推進員さんでしょう？もしかしたら身近な方かもしれません。

推進員さんは各地域の特色を生かして、緩やかなネットワークを形成しながら、地域の教育力を高める仕掛けづくりをしています。
例えば、子どもたちが地域に出て行って郷土学習を行ったり、地域住民と共に地域課題を解決したり、地域の行事に参画して共に地域づくりに関わるといった活動が挙げられます。

市内には、毎月第１水曜日のあいさつ運動に合わせて地域学校協働活動定例会議を行っている学校もあります。学校と地域が情報交換をしたり、依頼をし合ったりする場となっています。お互いに対話を進めることで、新たなアイデアが生まれたり、学校は地域の知らない情報を提供してもらえたりするので、授業内容の充実だけでなく、地域で子どもたちを育てる地域住民の機運の醸成にも繋がっています。このような小さな活動も子どもたちを取り巻く環境に大きく影響しているのです。

地域学校協働活動推進員定例会議の様子

地域学校協働活動を進めるにあたって、真庭市教育委員会でも様々なサポートをさせていただいています。その中の１つ、推進員さんを対象とした研修会についてご紹介いたします。

現在、年に数回研修会を実施しています。推進員さん同士で「そっちの地域はどんな感じ？」「こんな人を紹介してもらいたいんだけれど…」といつも活発な情報交換が行われ、それぞれの地域の強みを見つける良い機会にもなっています。推進員として、どのように学校を関わればよいのか、どんなことを求められているのか、地域でどんな子どもを育てたいのか、など活動を進めるにあたって少し不安を感じていたことを、推進員同士で打ち明けることで解決の糸口が見つかったりするものです。真庭市久世地区で活動されている推進員を対象にした夏の地区別研修では、９割以上の方が参加をされました。

久世地区合同会議（研修）のレポート

現在は、推進員さんを中心に、これまでの学校支援の体制を基盤とし、コーディネート機能の強化、より多くの地域住民等の参画による多様な活動の実施、活動の継続的・安定的実施を目指して、地域と学校の協働へと発展させている最中です。地域が学校・子供たちを応援・支援する、または学校が地域へボランティアを依頼するといった一方向的な活動から、地域と学校が目標を共有して行う双方向の連携・協働型の活動の充実に向けて、取組を推進しています。

今後もより幅広い地域住民の方々が参画し、活動の幅を広げ、学校を核にして多様な取組を実施できるような体制を整えるため、地域と学校が協力し合い、それぞれの経験や知見を尊重し合いながら地域学校協働活動に取り組むことが期待されます。

まずは最初の第一歩として、放課後等の教育・学習支援活動、登下校の見守り、学校周辺環境整備等の地域の特性に応じた、実行可能な活動から着手し、徐々に活動の幅を広げ、地域住民の生きがいややりがいを創出する、地域コミュニティの活性化に取り組んでいきませんか？誰もが子どもたちと地域を共に育てるパートナーです！

地域学校協働活動①　学習支援

地域学校協働活動②　稲刈り

今後、真庭市内における地域学校協働活動の取組を紹介して参ります！

非常に面白い取組をされている学校がたくさんありますので、ぜひ各学校のHPもご覧くださいね。

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真庭市教育委員会生涯学習課

住所：岡山県真庭市久世2927-2

電話：0867-42-1094

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文責：森年雅子（真庭市教育委員会　地域学校協働活動統括推進員）