学校だよりをちゃんと読むようになりました
統括推進員になって約1年半。私自身、明確に変わったことがひとつあります。
以前なら、わが子や自分の役割に直接関係するところだけ見ていた学校だよりや地域の広報物を、最近はかなり真面目に読むようになりました。
「こんな活動をしているんだ」「ここにも地域の人が関わっている」
読んでいると、気になることが次々と出てきます。

天津小学校4年生「交流会」 高齢者や子ども連れでの参加をされた地域の人もいました
学校だよりで得た情報や、先生・推進員からの連絡をきっかけに、統括推進員という立場から授業やクラブ活動、地域学校協働活動、あいさつ運動など、地域の人が学校に関わる場面へ足を運ぶようになりました。
そこで見えるのは、小さな出会いやつながりです。
地域の人と子どもが当たり前に話している。
ふとした子どもの表情に「どうしたん?」と声をかけている。
先生とは違う大人が、学校の中に自然にいる。
そんな場面に繰り返し出会ううちに、地域の人が学校に関わることは、単に「学校のお手伝い」だけではないんだな、と感じるようになりました。

草加部小学校 月1度のあいさつ運動 じゃんけんに勝っても負けても盛り上がります
子どもにとっては、「顔なじみの大人が地域に増えること」。
地域の人との関わりが多い学校では、知った顔を見つけると、子どもの方から手を振って挨拶する姿も見かけます。おとなへの信頼を感じる瞬間です。
地域の人にとっては、「地域の子どもの顔や今を知ること」。
コロナ禍を経て、高齢者の方から「近所にどんな子がいるのか、分からなくなった」という声を聞くことがありました。地域の大人が子どもたちを知り、日頃からゆるやかに気に留める関係は、普段の声かけや見守りにもつながっていきます。
そして学校の枠を飛び出して、地域の人と子どもたちの間で生まれる関係へと発展することがあります。
例えば地域学校協働活動で米作りや餅つきでおなじみの地域の方が、子どもたちから「餅のおじさん」と呼ばれ、授業以外でも道端で他愛ない会話を交わす。それがうれしいと話されたときの笑顔が忘れられません。
統括推進員になって1年半。
現場に足を運ぶことで、地域と学校の協働は、どちらかが一方を「支える」だけではなく、お互いに顔を知り、声をかけ合える関係そのものが、地域をつくっているのだと、少しずつ肌で感じるようになりました。
そんな関係が積み重なっていくことが、何かあったときだけでなく、普段からゆるやかに気にかけ合える地域の土台になっていくのかもしれません。

富原小学校 ありがとうの会 ボランティアさんと子どもたちのおしゃべりに花が咲きます
ひとつのきっかけは学校だよりでした。学校から直接配布される方も、回覧板で読んでいる方も、ぜひ学校が発行するおたよりや発行物にも注目してみてください。
文責:辻 祥恵(真庭市教育委員会 郷育魅力化コーディネーター(地域学校協働活動統括推進員))
=======================
真庭市教育委員会生涯学習課
住所:岡山県真庭市久世2927-2
電話:0867-42-1094
=======================