保護者がつながっていくこと
【保護者のみなさんに質問です】
子育てに迷ったとき、子どもの気がかりができたとき相談できる人はいますか?
厚生労働省「児童、その保護者、家庭を取り巻く環境」の資料によると、
・「子育てをしている親と知り合いたかった」(71.9%)
・「子育てで、つらいと感じることがあった」(62.6%)
・「家族以外の人と交流する機会があまりなかった」(57.2%)
・「子育ての悩みや不安を話せる人がほしかった」(55.4%)
・「大人と日常的な会話をしたかった」(54.9%)
・「地域の行事やイベントに参加する機会がなかった」(54.2%)
子育ての不安や悩みを相談・共有するニーズがあると記載がありました。
この声は、地域子育て支援拠点を利用している母親の方に対して、利用前の状況についての調査の結果。
この結果から考えられることは、保護者の家族以外の人との繋がりがとても必要とされているということではないでしょうか?
子どもが大きくなっていくと、保護者同士の関わりは少なくなっていきます。
しかし、子育ての悩みはもしかすると複雑になり、多くなっていくのではないでしょうか。
私自身のことを振り返ってみても、子育ての悩みというのは子どもの成長と共に変化していくのだなと、しみじみ感じています。
そんな子育ての悩みのいろいろが相談できる相手というのは、保護者自身にとっても、子たちにとっても大切な存在かもしれません。
真庭市は本年度より「こども家庭センター」を設置しております。
「子育てに不安を感じた時は、まず誰かに相談してみる。」というのはいかがでしょうか?
詳しくは、真庭市子育て支援課のページにて確認をしてください。
https://kodomo.city.maniwa.okayama.jp/83915.html
※窓口に行かなくても、LINEでも相談できるようなので、対面へのハードルがある方にも安心ですね。
さて話は少し変わりますが、小学校に上がり順調に学校に行っていたのに、ある日突然
「学校に行きたくない・・・。」
そんな風に子どもから言われたとき、あなたはどうしますか?
「まさかうちの子が」
「一体何がいけなかったのだろう」
「学校でなにかあったのだろうか」
さまざまな不安がよぎることでしょう。
そんな時、誰に相談しよう・・・・
そこから迷い、不安が更に大きくなることもあるかもしれません。
理想を言えば相談先は多い方が安心です。
なぜなら、その時の相談内容や自分と相性の合う人に出逢うことができるチャンスが多いからです。
しかし、相談したいことができてから相談先を探す、というのはハードルが高くなりやすいです。
先述している、真庭市子育て支援課のHPにも案内があります。
他にもたくさんの相談先というものがあります。
「今は大丈夫。」
そんな時にこそ一度検索しておかれることをオススメしておきます。
(いつ当事者になるかなど誰にも分からないので)
真庭市教育委員会 学校教育課では相談先をまとめたパンフレットを作成しています。
相談先の参考でお手元に置いておいていただければと思います。
https://www.city.maniwa.lg.jp/uploaded/life/79964_307561_misc.pdf
↑こちらにデータがあります。
学校以外の相談先の一つとして「教育支援センター」を
みなさんはご存じでしょうか?真庭市には、教育支援センターが2か所あることを。
★白梅塾(真庭市日野上)
★城北塾(真庭市柴原)
両塾では、保護者からの相談ももちろんですが、学校外の学び・体験の場として市内の児童・生徒が利用しています。
学校以外にも行ける場所がある。
そんな風に、思っておけることも必要かもしれません。
また、真庭市教育委員会では子ども達だけでなく保護者に向けても話せる場所を運営しています。
ひとつは、学校教育課・教育支援センターが運営する、真庭市ひまわりの会
※今年度は毎月、城北塾または久世公民館を会場に個別相談とフリートークなどを開催します。かつて不登校を経験したお子さんをお持ちの保護者の方の参加もあり、少し先のお話も伺えます。そして、城北塾が会場の際には、実際に利用する場所を見ておくというのも、親にとっても安心に繋がります。
もう一つは生涯学習課・家庭教育支援チームふらっとが運営する、出張おしゃべりカフェ
※家庭教育支援チームふらっとのチーム員の方が、学校からの依頼で参観日などの行事の際に伺い、集まって話せる場を運営しています。
また、市内で運営されているフリースクール「ええがぁLABO」でも保護者の相談に乗ってくださるようです。
だからやっぱり保護者自身も相談先を持つ
先が見えないような状況が起きた時どうしていいか分からなくなってしまうもの
いつだったか、スクールカウンセラーの方の講演会の時におっしゃっていた言葉が思い出されます
「自立」とは「依存先を増やすこと」
だれかに頼ることを知る、誰かに頼ってみるということを積み重ねることの大切さを教えて貰いました。
1人で何でもできるようになる必要はなくて、困ったことがあった時に「助けて」と言える力があることが大切なのかもしれないです。
保護者自身が人に相談するということができていると、その姿を見た子ども達も誰かに相談するということへのハードルが下がるかもしれません。
子ども達は、大人が思っている以上に大人の姿をよく見ています。
一緒に考えてくれる人はきっといるので、少し勇気を出して相談してみませんか?
真庭市ひまわりの会の開催情報
事前申込制ではありますが、当日の参加も可能です。
一緒におはなししてみませんか?
(文責:真庭市郷育魅力化コーディネーター 秋田智恵子)
【この件に関するお問合せ】
真庭市教育委員会学校教育課
(TEL) 0867-52-0732
※ええがぁLABOについては、運営者に直接ご確認をお願いします。トップページより運営者のサイトにいけます。