まにわの高校魅力化~勝山高校蒜山校地~
みなさん、こんにちは。始めまして。
郷育魅力化コーディネーターの川上翔(かわかみ しょう)と申します。
私は、岡山県立勝山高校蒜山校地(以下蒜校)の魅力化のサポートを主な業務としています。今回の記事では、蒜校の特徴と私の関わりについて簡単にご紹介できればと思います。
勝山高校蒜山校地
蒜校は、もともとは蒜山高等学校でしたが、2013年に勝山高校に統合され、今の名称になりました。その名の通り、蒜山地域にあり、全校生徒66人(2023年11月現在)の小さな学校です。
蒜校の特色の一つとして学校指定教科の「CP」や「蒜山」といった授業があるということが挙げられます。これらの授業は、持続可能な社会の主体的な担い手となるために必要な能力や資質を身につけることを目的に、地域の魅力や課題を見つけ、高校生の視点でアップデートするプロジェクト型の探究学習です。フィールドワークや地域のプロジェクトへ関わるインターンシップ、そして事業所への提案などを通じて、自己の変容、そして地域を変えることを目指します。
例えば、現在の3年生のチームの一つは、蒜山の食材と東欧の郷土料理のピロシキを組み合わせたレシピを開発し、マルシェ等で販売しました。これは、ロシアとウクライナによる紛争のニュースを見聞きし、自分たちも何かできることはないかと考え、遠い異国に思いを馳せるきっかけとして現地の郷土料理を作ってみるというところから始まったプロジェクトです。紛争勃発後、日本に避難をしているウクライナ人から作り方を教えてもらい、フィールドワークで足を運んだ蒜山酪農農業協同組合が生産するジャージー牛肉やジャージー牛乳などを使ったオリジナルレシピを作りました。レシピは、生徒が作成したYouTube動画にもまとめられています。
海山マルシェへの出店の様子
この授業では、学外の方に関わってもらう機会が多く、そうした外部の人と学校をつなぐことのお手伝いも、私の重要な業務の一つです。
今後、このWebサイトを通じて、蒜校をはじめとした、真庭市内の高校の魅力化のプロセスをお伝えできればと思います。この記事をご覧のみなさんも、ぜひ一緒に高校を盛り上げてくれると嬉しいです。
蒜校は、授業の見学等も大歓迎です。ご興味がある方は、下記までお気軽にお問い合わせください。
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岡山県立勝山高等学校 蒜山校地
住所:岡山県真庭市蒜山上長田4
ホームページ:https://www.hiruzen.okayama-c.ed.jp/
お問い合わせ:k2300004@maniwa.gse.okayama-c.ed.jp(川上)
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川上翔(真庭市教育委員会 郷育魅力化コーディネーター)