
【241104(祝)おそと de あそぼ!】【後編】様々な遊びの蠢き(うごめき)
さて、後編です。「おそと de あそぼ!」では、1日限りの遊び場であっても、様々な出会い、あそびの風景が広がります。前編だけでは伝えきれない内容が多かったので、もうちょっとばかしお付き合いくださ〜い。今回、カメラマンとして参加してくださったleal.lab 藤田 亮太さんは、最後のふりかえりで「レンズ越しに見る子どもたちの表情がとっても豊かで良かった。ダンボールエリアでは、笑顔と楽しさが溢れる表情、一方で、ものづくりやどんぐりコロコロでは真剣な表情。そういった表情を引き出す遊び場なんだなぁ、と感じる1日だった。」と言葉を寄せてくださいました。遊ぶ機会特有の様々な表情をお伝えできたら…と思っています。(ちなみに…、写真を見返すと何故か半袖で遊ぶ子どもがいて驚愕の11月…)
▽私の得意!は居場所になる:海外からの移住者エピソード



火おこし&七輪エリアは、毎回子ども・大人に大人気。「食べることを通じて、七輪を囲む」。それだけでなんとなく仲良くなった気分になれます。今回、火おこし&七輪エリアでは、海外から真庭市へ移住してきた人が、日本語教室の先生と一緒に参加しておられました。この方は、今家族が国に戻ってしまい、現在一人だけで真庭市に残って、市内の工場で働かれています。普段職場でも話をできる人や機会が少なく、日本語習得の意欲が下がっている中だったけれど、火おこし&七輪エリアでとても楽しんでおられたそうです。故郷では、今もガス等が通っていない為、「七輪の扱いはここにいる中で一番うまい!」とおっしゃって、とても良い笑顔だった…、とのこと。 “私の得意”はその人にとっての心地よい居場所になる。遊び場は、子どものみならず、どんな世代の人にも居場所になる要素がある。海外からの移住者の方にとって、思わず笑顔になれる場所があってほんまによかったなぁ…と心から感じるエピソードでした。
▽ブックるんも登場 〜「本 × 遊び」連携による広がり



今回もとても嬉しいことに図書館との連携が実現。ブックるんも登場です!(前年度も図書館との連携をしています。)ブックるんを担当した中央図書館の司書、横山 衣未さんは、「遊び場の機会がとっても盛り上がっていたので、ブックるんには人が来ないかもなぁ…と思っていたけど、結果40冊も本の貸し出しが出たんですよ〜。すごい!またこういう機会があったら、是非とも呼んでほしい。子どもたちが楽しそうにしている様子をたくさん見ることができました。」とのこと。ブックるんスペースでは、今後のお知らせとして「読書犬イベント(=わんこに絵本の読み聞かせをするイベント。なんてユニークな取り組みなんや…。)」のお知らせポスターがありました。加えて、図書館シンボルにゃんこさんの「お名前募集!投稿コーナー」があり、とっても楽しい雰囲気。本を読めるベンチや近くに芝生エリアもあるので、家族での〜んびりゆったり過ごせる場所になっていました。
ちなみに、後日談。この後、真庭市立図書館は、全国の先進的な活動をしている機関をたたえる「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2024」優秀賞を受賞されました。静かにしなきゃあかん(怒られそう…)図書館というイメージを根底から覆し、真庭市立中央図書館には、入り口付近には飲食スペースあり(なんなら冬場はこたつまであるぜよ。)、月一映画会あり、不定期に図書館ラジオあり、地域住民のアイデアによる持ち込み企画あり…、と。とにかくたくさんのアイデアが行き交い、人と人がわちゃわちゃ、わいわい集い交流できる図書館です。
読書離れが進む昨今ですが、イベントをきっかけに親子で本を読む「はじめのい〜っぽ」になったら嬉しいなぁ、と。本が大好きな私も感じるスペースでした。
【ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2024」優秀賞 / 関連イベント】
https://lib.city.maniwa.lg.jp/event/event_4995
https://www.sanyonews.jp/article/1644779?rct=area_sakusyu
▽参加者とのエピソード / 寄せられた声


参加者から今回の「おそと de あそぼ!」を通じてのエピソード、お寄せいただいた声があるので、一部をご紹介させて頂きます。

▽私の地域でやってみたいな🎵をご一緒に


最後に嬉しいお言葉を報告して、終えます。火おこし&七輪エリアに1日中いた生涯学習課 谷岡 理江さんと参加者のエピソード。参加者のお一人から、「これ、子ども会でもできませんか?」と質問した方がおられたそうです。理江さんは、前のめりで「できます、できますよ〜!!」とお伝えした、とのこと。今回の遊ぶ機会を通じて、「自分の身近な場所でやってみたいな…、という想いが溢れてきたことを感じ、嬉しかったなぁ」と遊び場終了後の振り返りでお話しをしてくれました。
…そうなのです。「どこでも / どんな場所でも遊べるよ」というメッセージがゆっくりじっくり伝わり、私が暮らすご近所で、こんなことやってみたいな🎵という人が、一人でも二人でも増えていくこと。それが、「まにわあそびのわプロジェクト」が常に願っていること。地域に「ろうそくの灯し火」をともすような…とても地味で地道な活動ではありますが…、また地域に住む皆さんと共に、こういった取り組みをご一緒できたら嬉しく思います。私もやってみたいな!と思った方は、真庭市生涯学習課へどうぞお気軽にお問い合わせくださ〜い。遊ぶ機会づくりについて、ナナメ後ろからの伴走で、一緒に考え悩みながら形にしていきたいと思っています。
【問い合わせ先 : 真庭市生涯学習課】0867-42-1094

文責:かき こと 大垣内 弘美。